ドイツ生活で思うこと

ドイツ生活の中で最近多く耳にするのが

ドイツはKaputt(壊れた)という言葉です。

以前から政策に対していろいろな問題が

ありましたがコロナパンデミックと

戦争を引き金に大きな打撃を与えました。

政治政策に対して長い間国民が

我慢していたことが限界に達した状況です。

昔と違い今は個人が世界に発信して

色々な情報を共有できる便利な

時代になりましたが

色々な思想の対立も生まれています。

毎日のように行われるデモ、ストライキ、

ドイツの農業組合によるトラクターデモは

世界的にニュースでも取り上げられているようですが

私の住んでいるローテンブルクでも1週間ほど

デモがありました。

それぞれのトラクターに大きな文字が

書かれていました。

もう限界だ!

これ以上は我慢できない!

心に刺さるような言葉です。

政策を変えるまで

私達はここを動かない!と、、

その言葉は国民すべての気持ちを

代弁しているように感じました。

私は、自営業ですが最近特に感じることは

税金を支払うために仕事をしているような

ものです。

店をしていて一番支払いの大きな税金というと

事業税、所得税、売上税、観光税、

貿易税などです。

生活をしている中で負担に感じるのは

消費税19パーセントですが、、

交通税、自動車税、教会税やエコ税、

犬を飼っていると犬税も支払います。

ドイツの税金は40種類ほどありますが

考えるだけでも頭が痛いです。

ディーゼル車は通常よりも税金が

高くなります。

農業用ディーゼル税と自動車税の

減税措置が取り消されることに対して

農業組合の人達がデモによって

団結して抗議しています。

税金に押しつぶされている国民は

弱者の何者でもありません。

デモによって国民一人一人が

一帯になって立ち上がっている姿を

見ていると自分達で変えようとしなければ

何も変わらないんだな、、

つくづくと感じています。

最近、ドイツの政党AFDが凄い勢いで

支待率が伸びています。

ドイツの為の選択肢の略称がAFDです。

ファシズムの台頭とも言われています。

ファシズムと言えば第2次世界大戦に

さかのぼりますが

イタリアのムッソリーニのファシスト党や

ドイツのナチ党を思い出さないわけには

なりません。

はっきり言って私の嫌いな党です。

外国人の私から見るとAFD支待者は

気をつけたいな、、と感じています。

大きな都市ベルリン、フランクフルト、

ケルンやハノーバーで

民主主義のために立ち上がろうと

数万人という大きなデモが

民主主義のために立ち上がろうと行動を

起こしていますが

右派に反対する同盟は

AFDを直ちに追放すべきだ!

日々、声を上げています。

現状のドイツでは

これから先、もっともっとデモや

ストライキが起こっていくんだろうな

と思います。

国民一人一人が国のこと、自分達のこと

家族のことを真剣に考えて守らなければ

ならない時代となりました。

世界経済フォーラム、世界のリーダーたちが

結集するダボス会議がスイスで始まりました。

1000機以上のプライベートジェット機が

発着したそうですが

CO2排出量が自動車の35万台分という数字に

ショックを受けました。

その会議で地球温暖化の議論をするなんて

ダボスは偽善者の会議だと感じる人も

多いと思います。

去年のダボス会議はエネルギーと

食糧危機がテーマでしたが

去年のダボス会議はエネルギーと

食糧危機がテーマでしたが

1本が数十万円もする高価なワインや

高価なキャビア、世界の一流シェフが

料理した食事のビュッフェが

数ミリオンという金額の豪華で贅沢な

食事を世界のリーダー達に提供していると

関係者から聞きました。

それは事実なので陰謀論ではありません。笑

昨日からスイスのチューリッヒで

ダボス会議に反対する抗議のデモが

始まりましたが

社会は不平等でフェアでないと

多くの人々が感じています。