ドイツ ローテンブルクGrüner Marktにある
オーガニックショップ ラブリーのお店の工事が
先週から始まりました。
お店の建物ですが14世紀に建てられ
ローテンブルクで5番目に古い建物だそうです。
去年から2階部分の改築工事が始まったところ
お店の1階の天井に亀裂が入り2階から砂が
落ちてくるようになってしまい
長い間、工事を一時中断していました。
このまま2階部分の工事を続けることにより
1階の店部分の天井が崩れてしまうのは
時間の問題という恐ろしい状況を建築担当者の方から
説明されました。
まずはお店の古い天井を取り壊し新しくしなければ
2階の改築工事を進めることができない
状況となりました。
現在、オーガニックショップ ラブリーのお店の前は
工事現場のようになっています。
2階から1階のお店の部分を撮影した写真ですが
木の骨組みが歪んでいます。
昔の家はセメントの代わりに砂で固めていたので
壁からすごい量の砂が落ちてきます。
600年以上も前の家が現在でも存在していることに
昔の建築技術の素晴らしさに感動してしまいます。
古い建物なので工事がどのくらいで終わるのか
はっきりしたことがわからなかったのですが
10月末ぐらいまでには終わりそうなので
クリスマスマーケットの時期までに
オーガニックショップ ラブリーの再開店の
準備ができればいいな、、と考えています。
ウェブサイトのオンラインショップは
今までと変わらず日本まで受注と発送を
しております。
やっとコロナパンデミックがとりあえず
終息しお店もこれからというときに
何故、このような事態になるのかと思いながら
色々と悩んで肩を落としていましたが
目の前の状況から目を逸らすことはできません。
古い建物なので工事が長くかかるだろうという
色々な憶測を言われていたので
工事が長引くことを仮定し
他に新しいお店を借りるのか、どうしようか
悩みながらローテンブルクの空き店舗を
ほとんど見て回りました。
コロナパンデミックにより不動産や家賃は
下がるどころか上昇してしまったので
店舗を借りることは容易でない状況ですが
それ以前に気に入ったお店に出逢うことができず
結局、妥協して借りなければならないのかと
諦めかけていました。
しかし私にとってお店はとても大切な
自分の一部分のようなものなので
簡単に諦めることはできませんでしたが
もうあまり時間がないけれど、
成るように成るさ!と気楽に考えるように
なっていました。
担当者から秋になる前に工事を始めたいという
ことだったのですが日にちが近づいてくると
焦ることはなくなり逆に開き直っていた時でした。
犬の散歩中に ’’店舗を貸します’’
という張り紙が私の視線の中に入ってきました。
そのお店は私がローテンブルクに来た時から
私の好きな雰囲気の憧れのお店だったので
運命的なものを感じてしまいました。
早速、新しいお店の大家さんと連絡を
取ったところとても気があって
直ぐにお店を貸してもらえることが決まりました。
とても素敵な親切な大家さんで
お店を貸していただけたので
とても感謝しています。
7月中旬に新しいお店の鍵をもらい
お店の手続きや家具を揃えたり仕入れをしたりと
1ヶ月という短い期間でお店のオープンをするのは
大変でしたが、なんとか8月21日に新しいお店を
オープンすることができました。
新しいお店を借りることについて
色々と悩みましたが妥協せず
諦めなくて良かったと感じています。
ローテンブルクに新しくオープンした
Boutique Lovelyです。
名前はブティックですが
オーガニックショップ ラブリーと同様に
手作り無添加石鹸、手作りアロマキャンドル、
オーガニック化粧品、サプリメントの販売もしています。
新しい場所でのお店の開業なので
信じられないような怖い思いもしていますが、笑
お客様に喜んでいただけるよう
毎日、元気で楽しく仕事をしております。
また写真をブログにアップさせていただきますね、、
これからもどうぞよろしくお願いいたします!